土地が育てた伝統を引き継ぐ

なにわの伝統野菜 鳥飼茄子(鳥飼なす)の
保存事業をおこなっています

大阪府の北中部
一級河川である淀川と安威川に囲まれた
大阪府摂津市鳥飼地域

水資源が豊富なその土地で、
大正から昭和にかけ、盛んに栽培されてきた鳥飼茄子

栽培に多くの水や手間が必要となることから
次第に栽培農家は減り

最後に残った一軒の農家が大切に種を守り続けてきました

生産農家がわずかに増えた現在でも
市場に十分な量が出回らず
幻の伝統野菜となっています


​当ファームは南北には淀川と安威川が流れ
豊富な水資源によって
良質の茄子を育てられる土壌があります

地域の貴重な特産品として栽培保存につとめ
地域の活性化に貢献していきます


鳥飼茄子(鳥飼なす)の一年

真冬に始まり真冬に還る、夏野菜

鳥飼茄子の栽培は年末の接ぎ木台木の種まきに始まります。

茄子の栽培期間は長く、
露地においては五月末から十月の末まで続きます。

十月に栽培を終えた茄子の木は乾燥させ、
細かく粉砕して土壌に還します。

冬から春にかけてはマメ科の緑肥を播き、春に土にすき込むことで、茄子の生長に必要な養分を供給する、良質な土壌をつくります。

実生苗と接ぎ木苗

鳥飼茄子の種は、長年その土地で採り続けられ、
形や生長の特性がかたまった固定種。

当ファームでは出荷栽培用の圃場とは別に、種採り用の圃場を用意し、
鳥飼茄子の特長を良く残した株の種を毎年採り続けています。

栽培出荷用の茄子は吸肥吸水力に優れた台木に接ぎ木をし、
厳しい露地の環境でも実の収穫がし続けられるようにしています

酷暑と整枝

鳥飼茄子は収穫せずに成り続けさせれば、
ひとつの実が1kg以上になり、自らの重さで枝が折れてしまいます。

株の負担を少なくし、良質の実を採り続けるには、
こまめな収穫と剪定による整枝が必要です。

酷暑時に弱った茎葉をすべて落とすことで、甘く柔らかい「秋茄子」の収穫が可能になります。